2026年秋冬、NARUが描く「色とりどりの遺産」 naru-staff いつもお読みいただきありがとうございます。店長の南出です。 NARU FACTORYの2026年秋冬の企画が、少しずつ動き出しています。今日はブログを読んでくださっている皆さまにだけ、ひと足早くお話しさせてください。 2026年Autumn & Winterのテーマは「COLORFUL & LEGACY(カラフル&レガシー)」 レガシーとは、遺産という意味です。今回私たちがテーマにする遺産とは、単に古いものや伝統を指す言葉ではありません。日本各地で、長い時間をかけて受け継がれてきた「技」と「知恵」、そしてそれを今も守り、磨き続けている人や産地の魅力のことです。 織る、編む、染める、形にする。日常着として何気なく袖を通している服の裏側には、驚くほど多くの工程と、人の手があります。それらは派手に語られることは少ないけれど、確かに私たちの暮らしを支え、豊かにしてきました。 今回NARUが目指すのは、そのレガシーを「裏側の見えない物」として扱うのではなく、「今の時代の感性で、色とりどりに表現し直すこと」です。 着ると気分が明るくなる色。そこに、日本の産地が持つ確かな技術を掛け合わせます。そうすることで、日本のものづくりの良さを、再提案したいと考えています。 またサブテーマとして掲げているのが「日本の良い服発見プロジェクト」。 現在、日本製アパレルが日本の市場に占める割合は、わずか1〜2%。ほとんどの服が海外で作られている現状があります。日本で服を作り続けている私たちファクトリーブランドには、日本の紡績、染め、編み、織り、加工の素晴らしさを伝えていく役割があると、強く感じています。 産地を視覚的により分かりやすく伝えるために日本地図に産地を落とし込んだ展示や、産地をまとめたLP、Instagramリールでの発信、リーフレットの制作なども構想しています。 それは、バイヤーさんが「この話、売り場でお客様にしたい」と思える視点であり、お客様が「友人や家族につい話したくなる」ような視点でもあります。 またこの「日本の良い服発見プロジェクト」は今回のコレクションで終わりにせず、 継続的に続けていくことで、国内外での認知を広げ、日本製を求める海外からの声にも応えていくこと。 そして長期的には、もし日本のアパレル消費のたった1%が日本製に戻るだけで、約7,500億円もの市場が国内に循環すると言われています。そうやって日本が元気になる未来に繋げていけたら嬉しいと思っています。 服は、ただ着るためのものではなく、背景を知ることで、少し見え方が変わるものです。2026年秋冬のNARU FACTORYは、「色とりどりの遺産」を、皆さんの日常にそっと届けられるシーズンにできれば幸いです。 これからの企画の進捗も、またこのコラムでお話ししますね。 店長:南出