NARUのものづくり
生地は、反物と呼ばれる状態で届きます。
長く巻かれた生地を、必要な長さだけ裁断台に広げていきます。
この工程を「延反」といいます。
一枚ではなく、何枚も重ねていくことで、効率よく、そして正確に裁断することができます。
8ozデニムの場合、およそ30枚ほどを重ねます。
その上で、自動裁断機を使い、パーツごとに裁断していきます。
大きな裁断台の上で行われるこの作業は、機械の精度と、人の判断によって支えられています。
生地のわずかな歪みや伸びを見極めながら、ずれのない状態を整えること。
見えない工程ですが、仕上がりに大きく関わる大切な準備です。
裁断されたパーツは、縫い合わされていきます。
縫製に使われるミシンは一種類ではなく、生地や仕様に応じて使い分けられます。
8ozのムラデニムは、軽さがありながらも適度なハリがあり、扱い方によって表情が変わる素材です。
そのため、どのミシンを使うか、どの順番で縫うかといった設計は、企画の段階から工場と共有されています。
機械の性能だけではなく、生地の状態を見ながら微調整する人の手によって、一着ずつ仕上げられていきます。
また、NARUでは縫製の途中で、中間アイロンの工程を取り入れています。
後ろポケットやウエストベルトなど、仕上がりに影響の出やすい部分にあらかじめアイロンをかけ、生地を整えた状態で縫製を進めていきます。
ひと手間を加えることで、縫いやすさが向上するだけでなく、仕上がりの美しさにもつながります。
効率と品質、そのどちらも大切にするための工程です。
機械の性能だけではなく、生地の状態を見ながら微調整する人の手によって、一着ずつ仕上げられていきます。
縫製が終わると、製品は洗いの工程へ進みます。
8ozムラデニムは、ムラ糸を使用した生地です。均一ではない糸の表情が、自然な奥行きを生み出します。
洗いをかけることで、その表情がより引き立ち、やわらかさも加わります。
天然素材のため、黒や茶色の糸の節が見られることがありますが、それもこの生地ならではの特徴です。
着用とともに少しずつ変化していく風合いも、デニムの魅力のひとつです。
すべての工程を終えたあと、最終的な検品を行います。
縫製や仕上がりを一つひとつ確認し、問題がないかをチェックしていきます。
見えにくい部分も含めて、丁寧に目を通すこと。
それが、安心して着ていただくための最後の工程です。
こうして仕上がるのが、「8ozムラデニム ノッポパンツ」です。
ゆとりのあるシルエットでありながら、すっきりと見えるバランス。
軽やかなデニム素材によって、季節を問わず取り入れやすい一本です。
特別な一着というよりも、日常の中で自然と選ばれる存在でありたい。
そんな思いから生まれています。 8ozムラデニム ノッポパンツ ¥14,300税込
工程のひとつひとつは、
一着のデニムができあがるまでには、
いくつもの工程があります。
生地を広げ、重ね、裁ち、縫い、整える。
どれも特別なことではないけれど、
その積み重ねが、着心地や佇まいをつくっていきます。
今回は、NARUの定番である
「8ozムラデニム ノッポパンツ」ができるまでの過程を、
ひとつひとつ辿っていきます。
ずれないための、はじまりの工程。
パーツによって、縫い方を変える。
風合いを引き出す、仕上げの工程。
見えないところまで、きちんと。
日常に溶け込む一本
決して特別なものではありません。
けれど、その積み重ねが、
着心地や表情をつくっていきます。
見えない部分まで、きちんと。
これからも変わらず、
その姿勢で服づくりを続けていきます。