部屋干しお悩み解決 Q&A
雨が続き、洗濯物がなかなか乾かず、室内がジメジメして困っている。
という人も多いのではないでしょうか。
また乾きが遅いと、せっかく洗濯したのに臭いが...
なんてこともありますよね。
そこで今回は部屋干しお悩み解決ネタをQ&A形式でまとめてみました。
質問一覧
Q1.部屋干しでも洗濯物を早く乾かす方法はありますか?
Q2.部屋干しをした時の嫌な臭いをさせない方法はありますか?
Q3.乾きにくいデニムなどはどのように干せばいいでしょうか?
Q4.洗濯の回数を減らす方法はありますか?
Q1.部屋干しでも洗濯物を早く乾かす方法はありますか?
<A1.洗濯物を早く乾かすためのポイントは「空気の流れ」です。
洗濯物を早く乾かすにはどれだけ多くの空気が洗濯物の表面を流れるかポイントになります。
部屋干しの際は風がないので、洗濯物に扇風機で風を当てるなど、空気の流れを作ることで洗濯物を素早く乾かすことができます。
また、アーチ形に干し、風の通り道をつくるのも効果的です。
ピンチハンガーで干す場合も、ハンガーで吊るして干す場合も
丈が長い洗濯物を外側にしてアーチの形になるように干しましょう。
時間に余裕があれば乾いたものから外していくと、より乾きやすくなります。
ワイシャツなどのアイロンが必要な衣類は、少し湿っている段階でアイロンがけをしましょう。
湿っているのでスチームを使わなくてもシワがよく伸びて、乾燥もされ、キレイに仕上がります。
Q2.部屋干しをした時の嫌な臭いをさせない方法はありますか?
A2.「酸素系漂白剤」を使って洗濯しましょう。
嫌な臭いはモラクセラ菌という雑菌によるものです。
この菌の厄介なところは乾燥や、紫外線に非常に強く、湿ったところが大好きで、すぐ繁殖する点です。
そのため外干しでも匂いが消えず、乾きにくい部屋干しではより臭いやすくなってしまいます。
そんな時におすすめなのが「酸素系漂白剤」です。
酸素系漂白剤でつけ置きした後に洗えば、生乾きの嫌な臭いの対策になります。
最近では「部屋干し用洗剤」が販売されていますが、そのほとんどに酸素系漂白剤が含まれています。
ただし、塩素系の漂白剤は漂白力が強いので、色がついた衣類には使わないように気をつけてください。
酸素系漂白剤以外にも、大さじ1杯程度の重曹をぬるま湯に溶かしていつもの洗剤と一緒に洗うのも有効です。
重曹の殺菌効果がお洋服の嫌な臭いを抑えてくれます。
Q3.乾きにくいデニムなどはどのように干せばいいでしょうか?
A3.ポケットの内側が乾きにくいので、裏返して干しましょう。
ピンチハンガーで筒状に干すと、空気が通り乾きやすくなります。
裏返して干すことは早く乾燥させるだけでなく、光による変色の予防にもなります。
また、ピンチハンガー同士を縦につなぐことで少ないスペースでもたくさんの洗濯物を干せます。
他にもバスタオルなどの大きくて乾きにくいものはピンチハンガーを使って干すと風通しがよくなり、乾きが早くなります。
Q4.洗濯の回数を減らす方法はありますか?
A4. 1度着た服は必ず洗濯するという思い込みをなくしましょう。
服を長く着るコツはできるだけ洗濯をしないことです。
服を大切に着る人ほどお洗濯の回数も少ないです。
気になる部分だけ手洗いしたりすることで洗濯物の量が減り、お洋服も長持ちするようになります。
また枕やマットを木材やタイルなど洗う必要のないものに変えてしまうのも一つの方法です。
洗濯の回数が減れば、今まで洗濯で使っていた時間が他の事に使えるようになり、洗剤やお水の使用量も減ります。
洋服にも自分にもお財布にも環境にもやさしい取り組みですね。
以上が部屋干しお悩み相談Q&Aでした。
梅雨のじめっとした空気で、気分もどんよりしてしまわないように、上手に洗濯物を乾かして清潔で過ごしやすいお家にしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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