ダウンジャケットの綿入れ工場見学
店長が行く!"NARUの洋服ができるまで"工場見学シーリーズ。
今回はダウンジャケットに、
ダウンの綿毛を入れる工程をお願いしている「杉本産商」さんの工場見学をさせていただきました!
ダウンジャケットには、ダウンの綿毛を入れる工程があるのですが、これが非常に難しく特別な技術です。
ダウンの綿毛を、均等に、しかもフワフワ感を保ちながら入れるのは、熟練の技術が必要となります。
このダウンの綿毛を入れる工程を、専門家である杉本産商さんにお願いしています。
今回も、普段目にすることのない裏側をじっくり観察させていただきましたので、ぜひご覧ください。
前回に引き続き、わかりやすく動画でも撮影しておりますので、そちらもぜひご覧くださいね!
1、ちなみにダウンジャケットの「ダウン」とは?
冬のオシャレに欠かせないダウンジャケットやダウンコート。年々その人気は高まっています。
ダウンとは、水鳥の胸のふわふわした綿毛のような毛のこと。
ダウンジャケットの中身はこのふわふわの「ダウン」と「フェザー」という真ん中に芯の入った羽のような形のもの の二種類でてきています。
このダウンの比率が80%を超えると良品と言われていますが、NARUのダウンジャケットはダウンを90% 使用し、暖かく柔らかく、軽い仕上がりになっています。
ちなみにフェザー(羽の部分)がなくなってしまうと弾力性がなくなって形が崩れてしまうので、フェザーを10%残しているのです。
2、杉本産商さん
NARUと同じ泉大津市にある杉本産商さん。メインの事業は羽毛布団づくりです。
お布団の制作には、このような巨大な専用ミシンを使います。
3、いよいよダウン詰めに密着!
ダウンを撹拌してふわふわにする
これがダウンです。これで2g程度です。
この大きな袋で5kgのダウンが入っています。これを撹拌機にいれていきます。
ここにダウンを入れます。
太い管でダウンを吸い上げ、撹拌機へと移していきます。
ダウンを洋服のパーツに詰める
準備ができたら、いよいよ吹き出し口にダウンをセットし、勢いよくダウンを吹き込みます。※動画でぜひ勢いをご覧ください!
縫製が少しでも甘いと、はじけて部屋中毛だらけになってしまうそうです。
すごい勢いで放出されるので強い力で抑えています。
計量し、入りすぎたときは微調整します。
詰め終わると、入れ口をミシンで縫製、検針機でチェック
上の写真は、入れ口をミシンで縫製しているところです。下の写真が検針機です。検針機で、ダウンを詰めた際に鉄くずなどがまぎれていないかチェックをします。
下から光を当てて、ダウンに偏りがないかチェックし、均一に伸ばします。(写真は布団づくりでの作業)
この作業をジャケットの各パーツ行い、その後、縫製や多くの過程を経てやっと1着のダウンが完成します。
以上、今回の工場見学でした。いつもながら、職人さんたちの熟練の技と、専用の様々な機械に圧巻でした。
お忙しい所、撮影にご協力いただいた杉本産商さん、本当にありがとうございました!!
これからもNARUを宜しくお願いいたします。
手間暇かけて作りあげたNARUのダウンジャケット、より愛着をもって、たくさん着ていただけたら嬉しいです!
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