ボタンホール工場見学「白田ボタン」さん

店長が行く！"NARUの洋服ができるまで"工場見学シーリーズ。
今回は洋服のボタン付けにご協力いただいてる「白田ボタン」さんに工場見学をさせていただきました！
洋服を買う時も着る時も、正直あまり気にしてみることのないボタンまわり。
それは、ボタンホール屋さんがきめ細かな心配りで、綺麗に仕上げてくれているから、なのです！
今回も、普段目にすることのない服作りの裏側をお楽しみください♪


前回に引き続き、わかりやすく動画でも撮影しておりますので、そちらもよければご覧ください！
 

ボタン付けの工程

ボタン付けの工程は、まず、ボタンを縫い付ける場所にしるしをつけるところから始まります。
洋服の型紙と照らし合わせて、ズレのないようしるしをつけてもらっています。 次に、そのしるし通りボタンを縫い付けます。専用の機械を使い高速で縫いつけていきます。 最後にボタンホールを、これもまた専用の機械であけ、完成です。 洋服が変われば、もちろんボタンの種類も変わります。その都度調整を繰り返し、美しい仕上がりにしていただいています。

密着１　ボタンホールあけ

お邪魔してまず、ボタンホールあけの作業を見せていただきました。
こちらが、ボタンホールを縫い、穴をあけてくれる最新ミシンです。 まずは穴になる部分を縫い、最後に「メス」と呼ばれる刃で穴をあけます。
作る洋服によってボタンの大きさが違うので、パネルで穴の大きさや、縫い幅を設定し、作業していきます。 この最新ミシンではパネルで操作できることを、以前は３５年間、手作業でチェンジしなければ ならなかったそうです。 穴の大きさが変わるたびにメス、ミシンを動かすギア、穴のふちの縫い幅を職人さんの手で交換していたとは、聞くだけで気が遠くなります…。
新しいミシンはメスは１つでOK。（小さめの刃で、落ちる回数で穴の長さを変えています。）
かなりの効率化が図れているそうです。

社長さんが旧式ミシンでのボタンホール空けを見せてくださいました。 ドライバーでメスをかえ、ギアもかえ、穴の周りを縫う長さも自動では変わらないので、自分で調整します。
そのたびに試し縫いと微調整を何度も繰り返します。
技術と感覚がないと、なせない職人技ですね。 ちなみにメスは一週間に３，４回といでいるそうです。
長年の経験で、ホールの位置もずれずにあけることができます。

新しいミシンだと1mm刻みで調節できるそうです。 ボタンホールの内側がきれいに見えるように、生地に合わせて都度設定を変えてくれています。
NARUの商品は特に！と笑いながら社長さんはおっしゃっていました。
それが、お客様の満足感につながっています〜！
いつも細かい要望に応えてくださるので、本当に安心してお任せできます。
ちなみにNARUのハギレを試し縫いに使ってくださっていました。ハギレ、いつでも言ってください〜。

密着２　ボタンの縫い付け

次に見せていただいたのは、ボタンの縫い付け作業です。 当たり前ですが、手縫いでは出せない驚きの速さで縫われていきます。
実際拝見すると、滑らかな作業で、ずっと見入ってしまいます…。

棚の上には様々の種類のボタン。 ボタンの穴と穴の幅も、ボタンごとに違うので、ボタンが変われば、まずゆっくり針を落としながら確認 するそうです。

密着３　ボタンのしるしつけ

行程的には一番初めの作業です。ボタンを縫う位置にしるしをつける作業を、手作業で行っていただいています。
今回、実際にNARUのパーカーにしるしをつけるところを拝見させてもらいました。
型紙と照らし合わせてしるしをつけます。
いつも型紙の数字を正確に再現してくださいます。

こちらが、今回仕上げてくださったお洋服です♪
NARUの服のボタンには、素敵な会社の連係プレーが詰まっていたんですね。
これから洋服を選ぶ際、ボタンにも注目してみてもらえたら嬉しいです！
白田ボタンさん、お忙しい所お時間をいただきありがとうございました！
これからもNARUを宜しくお願いいたします。 工場見学シリーズ、今回もご覧いただいた皆様、ありがとうございました♪


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