NARU ナル 公式 ナチュラル 服 通販 NARUFACTORY

NARUと“ホッと”な人シリーズ第2弾
大人たちの憩いの場『キタノヴィレッジ』

店長南出が話してみたいと思った人に会いに行く企画「NARUと“ホッと”な人」シリーズ第2弾。

今回はNARUの工場がある大阪府泉大津市から車で30分ほど南に行った貝塚市にある小さな村のようなお店「ザキタノショップ」の店長北野さんに会いに行ってきました。
北野さんとは「ザキタノショップ」のバイヤーさんとして、店長南出がNARUの卸販売の営業をしていたころから、お世話になっていました。

その北野さんが「最近インスタライブやワークショップなどユニークな方法でお店をPRして話題になっている」という情報を聞きつけ今回の取材がお願いさせていただきました。

「大阪は遠いよ!」という方にも「へ〜こんな面白いお店があるんだ〜」と楽しんでいただける内容になっておりますので是非最後までご覧くださいね♪
ザキタノショップ店長北野さん


 
《 目次 》
キタノヴィレッジはどんなお店?
「キタノヴィレッジ」の歴史
運命を変えた娘の一言
どんなイベントがあるの?
これからのキタノヴィレッジ
 

キタノヴィレッジはどんなお店?

路地道に入っていくとひと際目立つ、アンティークな車が並んだ「村」のような外観。そこに「キタノヴィレッジ」はあります。
キタノヴィレッジとはどのようなお店なのでしょうか?
 
キタノさん:
「 私は昔から、1つのことに偏ったり、1つのことに決めてしまうのが嫌いなんですよ。例えば「モード系」とか「カジュアル系」とか〇〇系ってあるじゃないですか?
なんでそんなこと決めないといけないの?と思うタイプなんですよ。

私のお洒落の基本は「自由である」ことです。

お洒落っていうのは人から決められるものではないと思うんですね。
自分が一番楽しむものだし、自分がイケてる!と思ったらそれでいいんですよ。
それが「個性」と呼ぶんじゃないかな?と思います。

沢山のお客様に楽しんでいただけるように様々なテイストのアイテムをセレクトしています。

ただそんな中には、身体にピタッとしたタイトなお洋服だったり、ストリート系などのお洋服は私があまり着ることがないのでセレクトしていません。

だって、店主である私が“最高”と思ったお洋服をお客様にお届けしたいじゃないですか。 」


キタノヴィレッジの店内は「お洒落は自由。」そう語るキタノさんの想いが前面に溢れた空間でした。
 

「キタノヴィレッジ」の歴史

長年、アパレルと雑貨のお店を営んでおられるキタノさん夫婦。
キタノヴィレッジの誕生秘話をお伺いさせてもらいました。
 
キタノさん:
「 物心がついた時からお洋服がとにかく大好きでした。

お洋服の仕事が出来るんだったら“デザイナー”一択だったんですけど、入社してすぐにデザイナーなんて出来るはずもないと思っていたので、結婚したら…子供が出来たら…とか先の事を考えて教育大学に入学し、美術教師として7年間教師をしていたんです。でも、実際はお洋服に携わる仕事がしたくて、教師をしながらずっとモヤモヤしていました。

コムデギャルソンが好きで、職場にコムデギャルソンのお洋服を着ていくと、校長先生に呼び出されて「毎日違う服着て来てるるけど…たまには2日に1回同じ服を着て来ても良いんじゃない?」と変な説教を受けたりしましたよ(笑)

そんな出来事もあったりして、自分はやっぱりここに居たらだめなのかな?と思い始めた時期がありました。

本当はお洋服に携わる仕事がしたい。でも教師をしている。ってそんなことを思っていると段々心が疲れてきた時期があって、教師をしている間に今の主人と出会っているんですが、子供もそろそろ欲しいなと思って一旦お休みすることにしました。

家に帰って、主人に「そろそろ子どもも欲しいから仕事やめるわ〜」と言ったら「ええやん辞めたら〜〜僕はもうやめてきたで!」って言うんです…(笑)

主人は広告代理店に勤めていたんですけど、なんか急に辞めてきたんです…事後報告ですよ(笑)「???!!勝手にやめてきてどうすんの?」って聞くと「雑貨屋やるねん!」って言うんです。

バブルが弾けるか弾けないかの時だったんで、どこの企業も広告に沢山お金を使うんですけど、主人は入社した時から海外にロケに行ってて、そのロケのついでに蚤(のみ)の市に行ったりして、古いものを買い漁って自宅に持って帰ってきたりしていたんです。

私も好きなので「可愛いな〜」なんて言ってたけど、だんだん増えていってこれどうするんだろうな〜とおもっていたら、そういうことだったみたいです。いつかやめようと思っていたんでしょうね。

有無を言わさずに「ほんなら!雑貨屋一緒にやろうや!」みたいに言われて「私雑貨好きじゃないし。私は服が好きなんやし」とか言っていたら“じゃあ、服と雑貨の店にしたらいいやん”って言われて…それが始まりです(笑) 」


自分が何をしたいか、自分の好きなことは何なのか。それをブレずにずっと想い続けてきたからこそ、今の「キタノヴィレッジ」の姿があるのでしょう。
 

運命を変えた娘の一言

この投稿をInstagramで見る

キタノヴィレッジ(@kitanovillage2015)がシェアした投稿


今も尚、世界中の人々に猛威を振るい続けている新型コロナウイルス。
2020年春には“キタノヴィレッジ閉業”という言葉が頭をよぎったとキタノさんは仰いました。でもそんなコロナ禍を切り抜けられたのは娘さんの一言がきっかけだったそうです。
 
キタノさん:
「 忘れもしません。2020年の春、緊急事態宣言が発令されて、自粛要請が出て、お店にはお客さんが一人も来なくなってしまいました。

と、同時に横須賀(神奈川県)のお店はビル自体が閉業になってしまったので閉めるしかありませんでした。「家賃どうなるん?人件費は?」頭を抱える日が続きました。

「もう、夏ごろ閉業かな。」と自宅でポロっとつぶやいたら、娘に「インスタライブしたらええやん〜」と言われました。

初めは、全く乗り気になれずにすっごい抵抗がありましたよ。
娘にオンラインストアを任せて、オンラインストアと連動させてインスタライブで商品を紹介する。そういう流れにしよう。と話し合って、娘から沢山アイディアを貰いました。

それがインスタライブを始めたきっかけです。

すると驚くことに、1回インスタライブをすると、1人お店に来てくれるんですよ。
1回ライブやったら、1枚何か売れるんですよ。

インスタライブを始める前は、1人来てくれたらいいくらいかなと思っていたから、本当に1人来てくれて嬉しかったです。
コロナがなかったらインスタライブはやってなかったです。

そして、このコロナ禍を何とか切り抜けています。
インスタライブを始めたことで、新しいお客さんも来てくれるようになりました。 」


新しい事に目を向けて、何事も挑戦するキタノさんだからこそ大変な時期も乗り越えて来られたんだと思いました。
 

どんなイベントがあるの?

この投稿をInstagramで見る

キタノヴィレッジ(@kitanovillage2015)がシェアした投稿


毎月様々なイベントが開催されている“キタノヴィレッジ”。
イベントはどのように決定するのでしょうか?
 
キタノさん:
「 私、食いしん坊なんです。イベントは基本私の食いしん坊がきっかけです(笑)
例えば、私がピザ食べたいな〜とか思った時に、店舗の持っていない方に場所をお貸ししますよという感じでこちらからお声がけさせていただいています。

お洒落と食べ物って似ていると思うんですよね。可愛いお洋服着たら元気になるし、美味しいもの食べたら元気になるし。元気の素みたいな! 」


毎月インスタグラムで配信されているイベントの詳細を見ていると、楽しそうな、美味しそうなイベントが沢山ありました。
皆様是非足を運んでみてはいかがでしょうか♪
 

これからのキタノヴィレッジ

キタノさんの今後のやりたいことについてお尋ねしてみました。
 
キタノさん:
「 イベントを開くたびにすっごい思うことなんですけど、キタノヴィレッジが“大人の人が集まる、楽しい遊び場”になればいいなと思います。

イベントの時にコーヒーを提供したりとかはしているんですけど、常時カフェがあってそこにいろんな人が集う、そんな場所を作りたいです。 」


取材させていただいたお隣の部屋はカフェのようなスペースも設けられており、カフェ併設のキタノヴィレッジも、そう遠くはない話のようにおもいました。

今回快く取材を受けて下さったキタノヴィレッジのキタノさん、ありがとうございました。

▼キタノヴィレッジインスタグラムはこちら▼
キタノヴィレッジインスタグラム

▼店主 キタノさんインスタグラムはこちら▼
店主 キタノイクコさんインスタグラム

 



ナル公式オンラインショップでは皆さまからのトピックスでこんな内容を取り扱ってほしい!というご要望、服作りや、着こなし、お取り扱いなど衣料に関する様々な疑問を受け付けています。

皆様から頂いた質問に、60年以上服作りに関わってきた工場ならではの視点や経験をふまえてお答えいたします。

お客様と一緒に面白いトピックスを作っていきたいと思っております!

またNARUにはニット職人や縫製職人、デザイナー、パタンナー、裁断職人など他にも服作りに関わる多くの技術者がおります。

そんなプロ達の意見もふまえた上で、正確な情報をお伝えしたいと思っております。
 
 トピックスのご要望やご質問はこちらから!